つちのこ探検隊

唐突に結成されたUMA調査隊の活動第1弾として、6/7,8と泊りがけでトミタくんpingpongdasherと一緒に新潟糸魚川までつちのこ捜索に参加してきた。

たぶん温泉街の町おこしの一環としてこんなページまで作って毎年開催されてるんだけど(今年で3回目)、思いのほか企画がしっかりしていてかなり面白かった。

えっこんなとこ入るの?って想像もしないような急な斜面の藪の中をローラー作戦と称して突き進ませるんだけど、がんばれば何とか行けるっていう絶妙なレベル設定でコース設計がされているところに主催者のエンターテイメント精神が伺える。


道無き道を進むうちに緊張感を超えて、アポカリプトの山中の人間狩りシーンのような高揚まで感じてくるんだから人間って不思議。。おかげでさいとうたかを先生のサバイバルのような時代が来ても生き抜いていける自信がついた。

あとやたらメディアの方々がたくさん取材に来てました。NHK新潟、日テレ系列、TBS系列、TokyoFMなどなど、レポーターのローカルでいなたーいノリもメロウ。地元の小学生も多数参加してて萌え属性も高かった。

新潟は海の幸・山の幸が揃ってて食事もおいしいし、温泉街自体素朴でとてもよい感じ。こりゃ来年も参加か??


[追記:2008/06/12]
トミタ隊員が詳細なレポートを書いてくれました〜。動画付き!
★UMA調査隊 2008年6月 活動報告

アクセル半開チャック全開

最近どうにもアクセルを踏み切れない。

日曜日に高円寺の無力無善寺(注:ライブハウス)でずっと隣にいた子が、まるでその場に似つかわしくない素朴な童顔の女の子であることに途中で気がついた。親しい連れがいる訳でもなく、どの演奏者を目当てに来ているのかも分からなかったがなんだか気になってしまい、声をかけようかとタイミングを計っていた。が、結局声はかけなかった。きっとまた高円寺に行ったとしてもその子と会うことは無いだろう。

今日は新宿で終電を待っている時にかなり深酔いをしている女性二人組に話しかけられた。というか、絡まれた。降りる駅が同じということで一緒に電車に乗り、池袋で彼女達がタクシーに乗るまで1時間くらい話をしていた。彼女達があんまり楽しそうにしているのでこちらも少し気を許してしまい、ちょっと余計なことまで話したりした。
片方の女性に(たぶん)気に入られ名刺を求められる。一緒に話してて気分も良かったし、好みとしては射程距離だったので一瞬渡そうかと思ったけど、何となくこういうのは一期一会がいいのかな、とふと思い、適当にごまかして別れた。

自分は比較的に予定調和を嫌う方で退屈な顔をしていることが多いけども、本当のところ起伏を求めるどころか何ひとつ変えたくないのかもしれない。
池袋からとぼとぼ歩いているとそのまま眠れる気がしなかったので、一杯ひっかけてから帰る。家に着いてテレビをつけたら凶気の桜がやっていた。窪塚には迷いが無かった。

Animal Collective@恵比寿リキッドルーム

先週末くらいから考えさせられる出来事がいろいろあって頭がクラクラする。
それぞれ整理してメモに残しておきたいけど、ひとまず今日はリキッドで観て来たAnimal Collectiveの余韻に浸って眠ることにする。
ドリーミーかつイモーショナルで、個人的に早くも今年のベストアクトになりそうなくらい素晴らしいライブだった。記憶を反芻するだけでしばらく生きていけるぜ。

特にメンバーの一人であるPanda Bearの曲「Song For Ariel」を歌い始めた時は心臓が止まりそうになった!youtubeで見つけて去年動画で何回も聴き狂った曲↓

Panda Bear LIVE at Bowery Ballroom June 18th 2007


ソロの曲だけど、ちょいと調べてみたらどうやら最近はAnimal Collectiveのツアーでもやってる様子。

Animal Collective 9.26.07 Atlanta, GA - Song For Ariel

早く音源にしてほしいなー。自分の葬式にかけて欲しい曲1位に浮上。

デブサミ2008-NET Communication2.0@目黒雅叙園

かなり時間が経ってしまったけど、14日木曜にDeveloper Summitの最後のセッションだけ見てきたのでメモと関連ページへのリンクを残しておく。
http://labs.cybozu.co.jp/blog/takesako/2008/02/devsumi2008.html

・・・と思ったけど既に詳細なメモと動画や資料へのリンクもまとめてくれてる方もいるし、当日の内容はid:studio-mさんのブログにリンクさせてもらって、雑感を書き留める。

ニコニコ動画が生まれたわK by 戀塚昭彦さん

エンジニアなら誰でも一度は憧れる(?)在宅勤務のススメ的内容。通勤無くて楽だし集中できる環境で仕事ができるけど、最終的にはチーム内で一体感を持つことやビジョンの共有をするにはリアルなコミュニケーションも不可欠とのこと。
在宅勤務させると会社にどんなメリットがあるのか?が説得材料に必要になると思うけど、スペースの節約くらいで実際のところ会社にとっては面倒しか増えない気がする。しかし一方で、一般論はあるにしろ、生産性に直結する集中力の高め方は人によってかなり異なるという問題もある。釣りのように"その瞬間"を待って深いところに入り込む人もいれば、浅いところで淡々と作業する人もいる。その集中力の個体差はもっと組織の中で認識されて適切な環境への配置がされるべきだとも思う。自分は前者のタイプで集中している時には極力外部から干渉が無い状態にしたいので、ちょっとしたパーティションとかの導入を検討しようかな。

DeNA モバゲータウン開発の裏側 by 松内良介さん

コミュニケーションがテーマのセッションということもあってどの発表も何となくメンタル面の話が多かったけども、ここでは割とシステムシステムした話。「海外生活が長くて英語のイントネーションで日本語を話す人」のことを無条件にかっこいいと思ってしまうんだけど、DeNAの松内さんはそんな感じの人でちょっと聞き入ってしまった。10年以上前にテツイノウエという海外で活動するアンビエントのアーティストがNHKのテクノ特集で初めて公の場に現れた時に英語訛りの日本語で話しているのに衝撃を受けたのがきっと憧れのきっかけ(笑)とか言っても古過ぎて誰も分からんか。
未成年に有害だったり著作権に問題のあるメッセージやコンテンツを監視している話にけっこう時間を割いていて、そこら辺の運用周りのことが参考になったけど、携帯サイトのフィルタリング規制に対して「そんなことしなくてもうちはしっかり秩序を守ってますよー」というアピールなのかな?とか思った。
あとは決済方法について。勝手サイトでもモバゲーくらいトラフィックが多いとさすがにキャリア側も無視できないようで、原則公式サイトが利用するキャリア決済をモバゲーでも使ってますという話。あとWebMoneyは10代に人気らしい。コンビニとかでプリペイドで買えるからだろうか。ここら辺の携帯サイトの運営に必要なノウハウに疎いのでこれから集めていかなければ。

コミュニケーションを加速するコミュニティサイトWassrを高速に開発するためのコミュニケーション技法について by id:tokuhiromさん

モバイルファクトリーでは毎日帰る前に1時間くらい勉強会をやっているらしい。時間がある時はプレゼン資料作ったりするけど基本はソースレビューがメイン。余った時間は脳みそフリーに雑談ベースで情報共有をする(実はこっちが重要)。
たしかにソースレビューもっとやりたいな。コーディングの上達にはコードリーディングが必須で、コードリーディングには書き手の意図を読み取る力が大切。紙に出力して顔を突き合わせてレビューをしていると、コード内のひとつひとつの意思決定や迷い・ためらい・息づかいなどを直接本人に確認することができるので、それらを読み取る訓練するとして最適なんじゃないかと思う。
以前いた会社では大人数で開発していたのと平均的に品質が良くなかったこともあり;;ソースレビューは欠かせなかった。今は少人数でそれぞれが独立した作業をしていることもあって、あまりお互いのソースコードを見ることが無い。会社としての平均値を上げる為にちょっと提案してみよう。毎日1時間とるのは業務に影響大きいかもしれないけど、こういうのはやってみるとうまく回るもんだ。

ネットウォッチ2.0 by id:otsuneさん

「手動でネットを巡回してると1画面の表示に0.5秒かかるとしたらその分寿命を縮めている」「今購読しているブログより、購読していないブログにもっと面白いものがあるかもしれない。読まなきゃ分からない!」という発言は、普段意識しているつもりでもやはりショッキングに聞こえた。もっともっと情報収集の自動化の工夫をしないといけないなー。
今月のスタジオヴォイスのオルタナミュージック特集で佐々木敦が今オルタナティブでいるということに必要なこととして「聴いてる音楽の量的な問題でいえば、聴くのなら物凄く沢山、とにかく何でも聴く。聴かないならとことん聴かない」と答えていて、膨大な情報を前にした時にとるべき態度として考えさせられる。そういう意味では37フィードしか購読しないであとは想像力でカバーする態度というのもユニークな存在である為には正しい判断かもしれない(笑)。ちなみにウィリアムバロウズは「インターネットにはアクセスしない」と発言しているらしい。
ライトニングトークだったので仕方ないけどAutoPagerizeとかPlaggerLDRとか知らない人も会場にはいたと思うので、実際にツールを駆使して読んでる様子をデモンストレーションで見たかった。

秋月VFD量産計画によるコミュニケーション促進 by id:yappoさん

プラガブルなプレゼンツール「Plusen」を使ってプレゼン。入出力までプラグインが選べて、WiiFitとかWiiリモコンでスライドを操作したり出力もブラウザとか端末上とかVFDに表示したり。。「デブサミ=Device Summit」ってこじつけネタがこのセッション通して一番のツボだったけど、それはともかく入出力デバイスまでプラガブルにするという発想はPlaggerが切り開いた世界の極北なんじゃなかろうか。今はPlusenに組み込まれているみたいだけど、汎用的なデバイスフレームワークになったりすると面白そう。

BLACK GANION@大久保EARTHDOM

ほんで今日は名古屋のハードコアバンドBLACK GANION(myspace)のレコ発ライブがあったので2週連続でアースダムに行った。
着いたらORdERとかいうバンドがちょうど始まって、METAL CHICKS、BLACK GANIONの順に観た。ちょい遅れて行ったらMELT BANANAはもう終わってたようで残念。

ハードコアのライブで音に身を任せて暴れていると、自分の本性の獣性、肉食獣としての本能に気づかされる瞬間がある。普段は抑圧してるんだけど、ふとした拍子にそれが表に出てくる。
周りを攻撃しない為にも肉食獣は人間と交わるべきでは無い。みたいなことをGANIONのライブ中に考えていた。

しかし改めて思うに、新宿周辺はやっぱりいいライブハウスが多いなー。
衝動的に新宿に引越したくなってきた。生活の中にもっと音楽を組み込みたい。

連休の残りは家で体を休ませよう。OpenIDの勉強する。

本田珠也/大友良英Duo@新宿PitInn

金曜・土曜と仕事の合間を縫ってライブを観に行った。
金曜は本田珠也(Ds)と大友良英(G)という編成で即興演奏が中心。
大友良英を目的に行ってそちらも勿論かっこよかったけど、予備知識の無かった本田珠也の演奏に耳を奪われてしまった。
即興なんだけど決してフリーキーにはならず、ドラマーとしての語彙が豊富で知性と余裕を感じる。
菊地成孔のダブ・セクステットのドラムやってるんだなー。全然知らなかった。チェックが甘いな。
新宿PitInnは会社のすぐ近くにあるのに一度も行ったことなかった。。実に勿体無い。しばらく入り浸ってみる。

kito-mizukumi rouber@新大久保Earthdom

今年に入ってから遅々としてhaskellの勉強が進まない。。

技術的な話は何も書くことはないんだけど、最近ライブを週1くらいのペースで観に行っててまだしばらくそんな感じで行きそう。なので、今年は行ったライブを記録に残すことにする。

2/2(土)にあぶらだこのボーカルとギターの二人が新しく始めたバンドkito-mizukumi rouber(myspace)の初ライブをやるということでEarthdomまで観に行った。
ギターの人はたしか前はテレキャス使ってたけど、東京事変浮雲と同じ?Voxのファントムタイプ(ヘッドに"Rox"と書いてあったので多分レプリカ?)を今回は使用。ワウにV-WAHを使ってるのも印象的。

音の方はというと、、、緊張と弛緩を行き交う幽玄の世界というか。
地獄門があるとすればそれが開いた時に隙間から漏れ出てくる音はきっと彼らの音。なんて言っても分からないか。。
曲と曲の間、客はしゃべることも拍手もできず、演奏中はずっと異様な緊張感に満ちていた。
アンコール前の曲のドラムが、ジャーマンロックのファウストを彷彿させるファンキーとは程遠い死人のグルーヴでかっこよかった。